講演会『認知症の人の心』
講師:根生 一治 室長(臨床心理士) 富家病院 臨床心理室
高齢化社会真っ只中、認知症とどう向き合うか。隣人として家族として、日々を共に過ごすにはどうすれば良いか。この街で市民の健康のために日夜奮闘されている根生(ねおい)先生に、臨床の現場からの最新の知見と対応をお話しいただきます。
映画会『ゆめのほとり』
認知症グループホームを舞台に、一人ひとりの物語をスケッチした穏やかで、静かで、優しいヒューマンドキュメンタリー。
映画『ゆめのほとり−認知症グループホーム 福寿荘−』は、北海道・札幌市のグループホーム福寿荘で共に暮らす人々を、2年間にわたって記録したドキュメンタリーです。映画は、重度・軽度さまざまな認知症の人々が、それぞれの日々を共に生きる姿を淡々と映し出します。
認知症の人は“何もわからない・できない人”ではありません。“本人なりの思いや願い・できる力を秘めている人”、“地域社会のなかで築いてきた暮らしや人生があり、今を生きている人”、“日々、喜怒哀楽を共にしながら、支え合っていくパートナー”です。
映画『妻の病−レビー小体型認知症−』(2014年製作)で、認知症の家族を夫婦愛の物語として描いた伊勢真一監督とそのスタッフが、グループホームを舞台に、一人ひとりの物語をスケッチした、穏やかで、静かで、優しいヒューマンドキュメンタリー。
本作は認知症についての説明等が殆どありません。「認知症」という病を見つめる以上に「人間」を見つめたいと思うからです。何気ない一言やワンシーンに耳を澄ませてください。観る人がそれぞれに深く思いを巡らせる映画として、受け止めてもらえたらと願っています。
申込締切り: 9月15日(木)
受講申込みフォーム